Ⅰ.授業スケジュール
■ コミュニティとキャリア [法政大学大学院CD学研究科,2024年度]
■ プログラム評価論 [法政大学キャリアデザイン学部,2025年度-]
Ⅱ.ディスカッション課題
■ 『プログラム評価(ワードマップ)』(安田,2011)の論点
- 第1部: プログラム評価とは何か
- 第2部: プログラムのプランニングとマネジメント
- 第3部: プログラム評価の方法
- 第4部: 実験デザインに基づく評価
- 第5部: 評価実践の報告とスタンダード(要検討)
※ 集中講義・短縮版
※ プログラム評価
■ 『プログラム評価研究の方法』(安田・渡辺,2008)の論点 ※作成中
- 第1章:プログラム評価とは
- 第2章:事前調査とプログラムの検討
- 第3章:プログラム評価の計画と実施
- 第4章:プロセス評価
- 第5章:アウトカム評価
- 第6章:実験的手法を用いたプログラム評価
- 第7章:プログラム評価における測定の問題
- 第8章:さまざまな評価アプローチ
- 第9章:評価実施についての諸事項
Ⅲ.演習ワークシート
Ⅲ-1. プログラム開発について
■問題分析
・原因・結果の分析 参考1
・問題とプログラムの関係の検討
■ニーズアセスメント
・ミクロレベルの検討
・メゾ・マクロレベルからの検討
■プログラムの構造化
・基本的な構造の検討
・ゴール設定
・アクティビティのアイデア検討
・ロジックモデルの検討
■ステークホルダー分析
・関心×権限からの分析(参考1,参考2,参考3)
・プログラムマネジメントに関して
Ⅲ-2. プログラム評価について
■ステークホルダー分析
・プログラム評価に関して
・評価結果の活用に向けて
■評価クエスチョン
・評価クエスチョンの設定(参考LINK)
■アウトカム評価
・アウトカムの検討
・因果関係・影響要因の検討(参考LINK)
・実験デザインの検討
Ⅲ-3. 演習ワークシート作成についての解説論文(作成中)
・プログラムの開発と評価のためのキャパシティビルディング(2018)PDF
・アカウンタビリティ向上に役立つ視点(2013)PDF [pass]
・プログラムを評価するとは(2019)PDF [pass]
・プログラム評価研究(2022)PDF1 PDF2 [pass]
※pass=ウェブでの公開にはパスワードが必要な論文(授業時にお知らせします)
Ⅳ. 関連トピックス
■プログラム評価の概要
・ベストプラクティス説明論文
・評価目的・有効性/集中講義補足
・プログラムと評価
・ステークホルダー分析
・ステークホルダー情報の活用例
・サクセスケースメソッド
・developmental evaluation
・ベストプラクティス
・ベンチマーキングによる可視化
・評価結果の活用
・データに基づく判断
・即時的・中長期的アウトカム
・プログラムの有効性:efficacyとeffectiveness
・フルカバリッジによるコミュニティ介入プログラム
・評価の目的と評価者の役割について
・データに基づく判断のあり方
・社会的インパクト評価の参考資料
・意図せぬ効果・副次的な効果
・エビデンスに基づかないプログラムの例
・質的評価(定義メモ)
・実験・準実験デザインが活用されるようになった経緯
・行動レベルの評価
■評価アプローチ・モデルの例
・評価アプローチ・モデルの例(1)
・評価アプローチ・モデルの例(2)
・評価形式
■コミュニティ心理学とプログラム評価
・犠牲者非難
・価値基盤
・エンパワメント論文
・質的評価研究
・予防科学
■RCTについて
・Cook (2002)
・Success for All
・RCTで効果なし
・waiting-list control design
・efficacy vs. effectiveness
・実験デザイン(心理学)とプログラム評価
■キャパシティビルディング
・Evaluation Capacity Building(ECB)
・キャパシティビルディング論文 [pass],
■教育開発・トレーニング
・システムズ・アプローチ
■クリアリングハウス・ベストプラクティス
・What Works Clearninghouseほか
Ⅴ.プログラム評価に関する実証論文のクリティーク(任意課題)
■グループで作成する評価計画書を提出の他,個人レポートとして作成
Evaluation and Program PlanningまたはAmerican journal of Evaluationのなかから,各自が興味・関心のあるプログラム評価の実証論文1編を探し,下記の内容をもとにレポートを作成:
- 評価の背景について(例:なぜ評価が行われたか,評価実施に際しての社会的・学術的背景など)[目安:500字~800字]
- プログラム介入の対象・焦点となった「問題」は何か(例:何のための介入であったか)[300字~500字]
- プログラムのゴールは何か [100字]
- どのようなステークホルダーが存在したか [200字]
- 評価において,どのようなアプローチがとられたか(例:依拠する評価の考え方,評価のデザイン、データ収集の方法など)[500字]
- 評価結果のまとめ [300字~500字]
- 評価結果はどのように活用できるか,活用されるべきか [300字]
- 論文全体のクリティーク(批判的検討)[500字~1000字]
(※形式自由,文字数はあくまで目安)
Ⅵ.評価アプローチ・モデルの検討(任意課題)
■ 興味・関心のある評価アプローチ・モデルを1つ選び,下記の点を参考にまとめる。順序は入れかえても可:
- 当該モデル・アプローチは,評価(プログラム評価)をどう「定義」しているか。評価の意義をどう捉えているか。
- 学術的,方法論的,社会・歴史的な発展の背景。
- 評価はどのような流れで実施されるか。評価の概要と理論的な枠組みを検討。
- どのような「プログラム」の評価に適しているか。どのような「評価の目的」に適しているか。理由も含めて検討する。またプログラムの「価値」はどのように扱われているか。
- 「ステークホルダー」がプログラムの実施および評価に果たす役割は何か。
- 「評価者」は誰でどのような立場に基づいて評価を行うか。評価者にはどのような専門性が必要か。評価者とステークホルダーの関係性は。
- プログラムの「アウトカム」や「インパクト」はどのように定義され,どのようなアプローチによって測定・評価されるべきと考えられているか。
- プログラムの「プロセス」はどのようなアプローチによって測定・評価されるべきと考えられているか。
- 評価を行うにあたって,何を「エビデンス(客観的根拠)」としているか。科学的データにどのような立場を取っているか。
- 評価結果はどのように活用されるべきと考えられているか。
- 他のモデルやアプローチとの併用・融合の可否は。「可」の場合は具体的なモデルやアプローチの例を,「否」の場合は理由を。
- 当該モデル・アプローチを用いた評価の事例を検討(1つでOK)。もし適切な事例がない場合,簡単な評価計画を検討。
Ⅶ.レポート課題:評価計画書の作成
■ 評価を検討しているプログラムの評価計画を立案 [参考]