ラボについて

プログラム評価に関する研究・教育活動の一環として,法政大学キャリアデザイン学部安田節之研究室が運営するラボです。2015年度にスタートしてから9年目になります(2020年度はサバティカル)。

このラボでは実践・支援・介入活動のプロセスを可視化し,その効果をデータに基づいて評価することを大切にしています。これらをプログラム評価という枠組みのなかで考え行動することを基本姿勢としています。また教育研究面では,学習者自らの問題意識を出発点として,それが研究という営みを通してデータによって可視化され,その後の何らかのアクションに役立つこと,即ち,リサーチとアクションの融合をゴールとしています。

プログラム評価の考え方やアプローチは多種多様ですが,このラボではプログラム評価を『特定の目的を持って設計・実施されるさまざまなレベルの介入活動およびその機能についての体系的査定であり,その結果が当該介入活動や機能に価値を付与するとともに,後の意思決定に有用な情報を収集・提示することを目的として行われる包括的な探究活動』(安田・渡辺,2008,p. 5)と捉えています。社会科学的な有効性(effectiveness)や経済合理的な効率性(efficiency)の追求を前提としたプログラム評価の方法論に関する研究を行いつつ,これらを補完するコミュニティ心理学概念(例:エンパワメントやコミュニティ感覚)との関連性を踏まえた研究開発も進めています。詳しくは主要業績および研究活動をご覧ください。個人の趣味として山登り(低山ハイク)や鉄道好きの息子たち(8yo/4yo)の付き添い(乗る・撮る/初心者)をしています。

■ プログラム評価ラボでの情報共有を目的としてグループウェア(チーム応援ライセンス by Cybozu, Inc.)を活用しています。