コミュニティ心理学実践

コミュニティ心理学実践(Community Psychology Practice)には下記のとおりの18のコンピテンシーがあるとされている(Scott & Wolfe, 2015, pp. 44-45): ■ ...

安田ゼミ / コミュニティ心理学

2019年度 学部パンフレット用メモ コミュニティと心理学。この一見,無関係に思えるキーワードから成るコミュニティ心理学は,一人ひとりが多様なコミュニティでどう生きるかを学ぶ学問です。このゼミでは,各自が興味あるコミュニ...

消極的なコミュニティ感覚

コミュニティ心理学におけるコミュニティ感覚は基本的にポジティブ・積極的な側面に焦点を当てているが,特に日本の組織においては,消極的なコミュニティ感覚が存在している。 簡潔に,積極的なコミュニティ感覚とは,ずっとそこに属し...

Trip to SFO

アメリカ心理学会(American Psychological Association)の大会での発表のため8月に久しぶりに渡米する。行き先はサンフランシスコである。2014年の2月に前任校の産業界GPの海外視察としてミ...

エンパワメント:メモ

エンパワメントなかでも心理的エンパワメントはコミュニティ心理学領域で広く議論されており,なかでも定義や形式(例:プロセスかアウトカムか)を中心に概念化が行われている。一方で,エンパワメントとパワー(power)概念につい...

予防プログラムの作成(授業内ワーク)

予防プログラムを作成する方法に関する備忘録。授業内ワークとして計2時限で完成するものである。 参考:安田みどり(2017) コミュニティ心理学における予防に関する教育の試み コミュニティ心理学研究,20,164-173.

ライフキャリアの学びに関する映像資料

「生きる」(黒澤明,1952年)に関するリアクションを学部ゼミの春休みの課題に指定予定。ライフキャリア領域の担当教員であるが,情けないことに,いつか観なければと思いつつこれまでこの映画を観る機会がなかった(映画サークルの...

エンパワメント(within/with/to)

エンパワメントは自らの力の顕在化・活用・社会化と捉えられるが,これはそれぞれエンパワメント概念におけるempowerment within(自らの内なるものから), empowerment with(他者と一緒に), e...

Live and Learn

Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.   —  M. Ghandhi

サステナブルな地域プログラムの運営

持続可能・自立発展的(サステナブル)な地域プログラムの運営とは何かについて検討している。ここでのプログラムとは一般に,非営利かつ自発的(ボランタリー)で地域をベースにした活動である。 以前に行った調査では,プログラムのロ...

コミュニティ心理学研究の教育開発(メモ)

コミュニティ心理学(CP)研究に関する教育はもとより,CP全般の教育の在り方を考えるうえでは,学習者はどのような学びを行い,何を習得すべきか。これはCP研究における学修成果(ラーニングアウトカム)を明示することに他ならな...

ライフキャリアの学び

臨床心理学誌の通巻100号記念号が届き,そのなかにV. フランクルに関連する論文(諸富,2017)があり思い出したのでライフ領域でのキャリア(≒人生・生き方)の説明に用いている一節をメモしておく。「生きる意味」についてで...

フォーカスグループの効用

コミュニティ心理学会第20回記念大会(於:上智大)のなかで,生き心地の良い町の著者の岡壇先生のトークが聞けたが,特に方法論的な観点から印象的だったものを一つ挙げるとすると,質的データ収集としてのフォーカスグループにおいて...

シンポジウム(コミ心大会 2017.7.2)

■日本コミュニティ心理学会 第20回大会(於:上智大学) 研究委員会 企画シンポジウム 7月2日(日)13:10-14:40 コミュニティ心理学におけるプログラム評価:理論・実践・研究の方向性 司会・話題提供: 安田節之...

エンパワメントとコミュニティ感覚のペーパー

大学生を対象とした質問紙調査において,エンパワメント(i.e., ボトムアップ的概念)とコミュニティ感覚(i.e., トップダウン的概念というかヨコ型概念)がどのようにライフキャリアの質に影響するかを検討したところ,エン...

Psychology Misdirected (S. Sarason)

大学院時代(コミュニティ心理学)に授業で部分的にリーディングに指定されていた本だが,一度も通して読んだことがなかったので,遅まきながら通読する予定。 “Psychology Misdirected”...

コミュニティ心理学研究に関する教育開発②

コミュニティ心理学研究(CP研究)の教育開発におけるステップについては以前も検討したが,各ステップで考慮されるべき視点をまとめたものが下記である。 ■ステップ1: 社会・コミュニティ課題の検討 視点① 当事者である個人が...

CPの価値基盤のメモ

従来の心理学が”価値中立的”(value-free)であることを目指したのは,心理学の歴史的な発展,つまり行動主義(behaviorism)や認知科学(cognitive science)を経て成立してきた経緯を考えれば...

コミュニティ心理学概念のまとめメモ

■ウェルビーイング LINK ■エンパワメント LINK ■コミュニティ感覚 LINK ■エンパワメント×コミュニティ感覚 LINK ■ソーシャルチェンジの考え方 LINK ■人と環境の適合を研究する1つの視点 LINK...

尺度の構成(心理的エンパワメント)

心理的エンパワメント尺度の開発に関する予備調査を行ったところ(LINK),この尺度は3因子(顕在化・活用・社会化)から構成されることが明らかになった。しかし,継続研究で改めて収集したデータでは(WAVE1, N=124)...

ディスカッション課題【エンパワメント①】

ゼミでのリーディングの際には下記の点を検討: 市民参加(citizen participation)の定義にもとづくと,地域でのボランティア活動は参加ではないという。なぜか。【075】 では市民参加とは何を指しているのか...

写真投影法を用いたフィールド研究(メモ)

写真投影法やフォトボイスは,コミュニティ心理学においても重要な質的研究の方法論である。ゼミでの研究に写真を活用した質的アプローチを用いる場合の実習方法などは下記の文献を参考: 石盛真徳(2016) 文化とフィールド研究:...

コミュニティ心理学研究に関する教育開発

コミュニティ心理学(CP:community psychology)の研究に関する教育開発は,プログラム評価の教育開発と同様に,社会やコミュニティの課題解決につなげられる「何か」について学ぶことを目的とするのが適している...

心理的エンパワメント尺度

心理的エンパワメント尺度に関する予備調査に基づいて原案を作成した。今後,エンパワメント理論の定義に沿って項目を追加し,継続的な尺度の開発と有効化(validation)を行っていく。 尺度原案は因子分析の結果,10項目で...

コミュニティ心理学リーディングリスト

Ⅰ.コミュニティ心理学の概要 「コミュニティ心理学とは」 ダルトン他(2007)pp.3-29 「コミュニティ心理学研究の在り方」 安田(印刷中) 「コミュニティ心理学とは何か」 植村(2012)pp.3-17 「再び,...

人と環境の適合(Person-Environment Fit)

人と環境の適合(Person-Environment Fit)は,コミュニティ心理学の価値基盤・中核概念と関連が深いが,いざ「個人」と「環境」の適合性を検討しようとすると,使用概念やリサーチクエスチョンの設定が難しい。 ...

「心理的エンパワメント尺度」の初期項目

尺度の開発を通して,心理的エンパワメント概念の研究を行っている。開発にあたっては,①どのような場面・社会的文脈で大学生が心理的にエンパワーされるかを,定義に沿う形で,自由記述で回答で求め,②回答を基に尺度(質問)項目を作...

ウェルビーイングの追求

コミュニティと心理学。この一見,相容れない2つの言葉から成る「コミュニティ心理学」の虜になる実践者・研究者は多い。かく言う筆者もその一人であるが,ここでは,その独自性という切り口から,コミュニティ心理学の魅力を掘り下げて...

リーディング

Shinn, M., & Toohey, S. (2003). Community contexts of human welfare. Annual Review of Psychology, 54, 427-...

リーディング

1. Yoshikawa, H. (2006). Placing community psychology in the context of the social, health and educational sci...

コミュニティ心理学の価値基盤

コミュニティ心理学における実践・教育・研究が拠って立つ価値基盤について,以前よりエンパワメント¹やコミュニティ感覚²の概念を中心にレビューしてきたが,より包括的かつスタンダードな価値基盤としては下記の7つが挙げられる(D...

Blaming the Victim

以前にも取りあげた「Victim Blaming(犠牲者非難)」のロジックは社会プログラムの開発に関しても当てはまる: “…..logical outcome of analyzing socia...

アクション志向

コミュニティ心理学が依って立つ概念やアプローチは,従来の心理学とどこがどう違うのか。前述のとおり,行動の科学とされる現代の心理学では,そもそも行動の源泉となる価値(観)については議論されないのが一般的である。その意味で,...

システム変数の重要性

コミュニティ心理学では,個人をその人が置かれた環境に適応させるようなアプローチはとらない。なぜなら,ここで言う個人とは,多くの場合,問題を抱えた利用者やクライエントや社会的な弱者といった“ディスエンパワー(disempo...

コミュニティ介入

この“心理的なつながり”からコミュニティ心理学の学術体系を構築したのがS.サラソン(Sarason)である。彼はそれを心理的コミュニティ感覚(Psychological Sense of Community)と呼び,「他...

個人をエンパワーするとは

自分に合った生き方をする,つまりその人らしく生きるとはどういうことか。コミュニティ心理学では,自分自身が持つ力,つまりその人の能力(abilities)やスキル(skills)を継続的に発達・向上させ,社会に貢献していく...

You can’t empower someone

エンパワメント概念は比喩的には,魚が獲れずに困っている村の人々に対して,単に魚を与えるのではなく,自分たちで魚を獲ることが出来るように魚の釣り方を教えること。 一方,他者が人をエンパワーすることは出来ないというのがエンパ...

Empowerment

コミュニティ心理学領域においてエンパワメントは「個人・組織・コミュニティが自らの問題をコントロールするプロセスやメカニズム」(Rappaport, 1987)と定義されています。一方で,エンパワメント概念をより具体的に説...