学部ゼミ:コミュニティ心理学

皆さんは好むと好まざるとに関わらず,さまざまなコミュニティのなかで日々の生活を送っています。コミュニティ心理学を学ぶ目的は,一人ひとりが多様なコミュニティのなかでより良く生きるとはどういうことなのかを探究するところにあります。学部ゼミでは,個人のもつ力(強み)をどのように活かし社会に参加していくかをコミュニティとのかかわりのなかから研究します。コミュニティ心理学で探究するテーマは下記のようなものがあります:

  • 心理学的にみた個人の「幸せ」とは何か(ウェルビーイング)。
  • 自らの所属するコミュニティをどのように活かし,そして逆に活かされ,自分に合った生き方を追求するか(コミュニティ感覚)。
  • 社会生活における公平・公正を促進する人間・組織行動のあり方とは(公平性)。
  • どのように自分の強みを知り、それを集団・組織のなかで活用し、社会生活を送っていくか(エンパワメント)。
  • 何らかのゴールを達成するために人と「協働」する際に,どのような心理的プロセスが生じるか(協働)。
  • 自分と違う多様な文化を持つ人々とうまくやっていくには(多様性)。

※参考:専門的なコミュニティ心理学の価値基盤および概念のまとめ