事例検討会メモ
プログラムの事例検討会では単なる事例報告ではなく,下記のような視点を用いてディスカッションを行う予定:
■すでに行っている評価だけでなく,今後,どのように評価しようと思っているか。
■評価実施に関して,困っていること,行き詰っていること,迷っていること。
■参加メンバーに聞きたいこと,問いたいこと。
参加メンバーは当該事例をもとに「もし自分だったらどのような評価の方向性を探るか,どのようなアプローチあるいは手法を用いるか」といった点を議論。発表者にはパーフェクトな評価報告は求めず,参加メンバーからの客観的な視点をもとに,より良い評価の在り方に関する情報を持ち帰ってもらう。
プログラム評価はいわゆるPDCAの”Check”を行うことであり,その後の”Action”につなげることが目的である。その意味では評価は手段である。一方,何をもってアクションとするかが不明瞭なことも多い。
プログラム評価におけるアクションとは,基本的には,プログラムをより望ましい方向に部分的・全体的に改善することである。評価のあり方や方法についての議論は多いが,アクションのあり方についての議論は少ないので,今後検討が必要。個人的には,アクション(A)よりも,”より良いプログラムに変わる”という意味でトランスフォーメーション(T)のほうが良いのではと考える。