ステークホルダー分析の補足説明
ステークホルダー分析の説明については,ワードマップのp.25-26を参照(「ステークホルダーの存在」)。
またプログラム評価研究においてはステークホルダーは下記のような特徴を持つ人々とされている(Greene,2005, as cited in Bryson et al., 2011, p. 2):
- プログラムの運営全般に関する決定権を持つ人々のことで,例えば,制度設計に携わる人,資金提供者,諮問機関・委員など。
- プログラム実施の直接的な関係者のことで,例えば,プログラム開発に携わる人,プログラムのマネジャーやサービスを提供するスタッフなど。
- プログラム(に参加すること)によって,意図する利益(効果)を得られる人々,あるいはその家族やコミュニティ。
- プログラムが実施されることによって不利益をこうむってしまう人々。例えば,資金提供の機会が失われてしまう人々など。
これらの多様なステークホルダーの関心や意見に対して適切な説明責任を果たすための第一歩として,ステークホルダー分析を行う。
メモ:授業(コミュニティとキャリア)における問題分析の次のプロセスはゴール設定とステークホルダー分析。