Success Case Method (SCM:サクセスケースメソッド)

インパクトモデル(類:ロジックモデル)を作成するところまでは,従来のプログラム可視化プロセスと似ている。SCMの特徴は,プログラムを実施した結果「どの参加者(利用者)に対してプログラムが効果的か」,また逆に「どの参加者(利用者)に対してプログラムが効果的でないか」を直接的に調べるところにある。その際,下記の視点を参考にする。

 

プログラムの実施後:

  1. 誰(どの参加者)がプログラムがもたらした変化(※価値)を活用していたか。
  2. 誰がプログラムがもたらした変化・価値を活用していなかったか。
  3. 誰が最も良い結果(success)を出していたか。
  4. 誰が最も悪い結果(non-success)を出していたか。
  5. 良い結果と悪い結果を出していた人のうち,誰をインタビューの対象者とするか。

 

Brinkerhoff, R. O. (2002, p. 98). The success case method: Find out quickly what’s working and what’s not. Berrett-Koehler Publishers, Inc.