ロジックモデルはプログラム全体を包括的に捉えることが可能であるため，例えば，TQM（total quality management）の実践に活用することが可能である。一方で，カイゼンの必要性や向上の可能性がある部分をピンポイントで探すことに役立つのがベンチマーキング（BM）である。もしBMの実践にロジックモデルを活用するのであれば，成果を出す鍵となる要因であるクリティカル・サクセス・ファクター（CSF）を関係者・チームで探し出し，その要因に関してのBMを自組織・他組織において行うという流れになると考えらえる。

参考：ベンチマーキング入門：業績向上の新手法　G. ワトソン（1994，日本能率協会マネジメントセンター）