APA 2021

改良を重ねてきた心理的エンパワメント尺度について2021年のアメリカ心理学会(オンライン)で発表することになった。3月末のプロポーザル・アクセプトに関するメールにまったく気がつかなかった。開催日:8/12-8/14

これまでの尺度構成やデータ分析では因子構造が安定していなかったが,新たな尺度では常に3因子構造をとることが可能となった(複数のデータを探索的・確証的因子分析により検証)。自己の顕在化(Competence),他者との協調(Identification with others),そして批判的意識(Critical Awareness)の3因子である。大学生向けの尺度として開発したもので,オリジナルの社会化という因子をエンパワメントで必要不可欠とされるCritical Awarenessというより認知レベルに即したものとした。これでようやく心理的エンパワメント概念を用いた研究を進めることができる。

Yasuda, T. (2021). Development of a measure that assesses psychological empowerment of college students in Japan. To be presented at the 2021 Annual Convention of the American Psychological Association (Virtual, a proposal copy).

■ 改訂前の尺度のリンク