社会実験か社会探究か
プログラム評価の発展初期においてD.T. キャンベルらが推進した「社会実験(social experimentation)」の方法に対して,L.J.クロンバックらは社会で実施されているプログラムを実験的に評価すること自体,社会という”混沌とした存在”(ontological complexity)を理解しておらずナンセンスなことであるとし,社会実験に基づく評価に対して「社会探究(social inquiry)」に基づく評価の方法論を追究した。クロンバックはα係数で広く知られるが、実はプログラム評価の領域においてもパイオニアの一人である。
Yasuda, T.(印刷中)Evolving and Rhetorical Nature of Construct Validation: The perspective of Lee J. Cronbach. 生涯学習とキャリアデザイン