集中講義(プログラム評価論)
プログラム評価論の夏季集中講義(2017年度,東京大学大学院教育学研究科)の日程。
■7月25日(火)2-5限
■7月26日(水)2-5限
■7月28日(金)2-6限
■ プログラム評価論 [社会教育学特殊研究] 東京大学大学院教育学研究科
教育機関や企業組織そして地域コミュニティには、対人援助・人材育成・組織開発・地域活性化などを目的とした多種多様な実践活動が存在する。これらの実践・介入活動に対して説明責任や科学的根拠(エビデンス)が求められる時代となっている。本授業では、様々な実践・介入活動をプログラムとして客観的に捉え、その結果や効果を評価し、活動の質向上につなげるための方法論を学ぶ。
プログラムの価値は、経済的指標などで捉えることが困難な個人や集団に対する教育的・心理的効果として現れることが多いため、社会調査・実験心理学・心理測定といった方法論との親和性が高い。この授業では、プログラムを客観化・可視化する手順をまず習得したうえで、具体例を通してプログラムを実証的に評価するための方法を学ぶ。
- イントロダクション
- プログラム評価の目的と評価者・ステークホルダー(P&R Activity 1:「評価とは」)
- プログラムニーズの種類とアセスメントの方法(P&R Activity 2:「評価の種類」)
- ゴールの明確化(P&R Activity 11:「意思決定」)
- インパクト理論
- ロジックモデル
- 評価可能性アセスメントと評価クエスチョン(P&R Activity 8:「評価のポリティクス」)
- アウトカム評価の概要と評価指標の作成
- 実験・準実験デザインによるアウトカム評価(P&R Activity 27:「評価デザイン」)
- プログラムの導入(インプリメンテーション)評価とプロセス評価(P&R Activity 28:「評価デザインの選択」)
- 評価アプローチ①(社会科学・理論主導,他)
- 評価アプローチ②(実用重視・エンパワメント,他)
- 評価報告書・技術報告書(テクニカルレポート)の内容と作成方法
- 総 括