ベストプラクティス・アプローチに基づくプログラム評価研究

備忘録:

何をどう捉えるかが難しかったが,ベストプラクティス・アプローチの側面から「問題」を提起し(”問いを立て”),プログラム評価の側面から「解決」につながる方法論を提示する(”解決法を探る”)ことと捉えると,スムーズに枠組みを設計できそうである。

エビデンスベースド・アプローチ(例:EBP)に関しては,広く社会科学の研究方法によってその基盤が築かれている。これは,科学面(例:因果関係の実証)から実践面(例:対人援助)へという流れに沿っている。ベストプラクティス・アプローチは,それを補完する役割として,実践面からのアプローチに軸足を置く。つまり,実践面(例:ベストプラクティス)から科学面(例:ベンチマーキング)へとアプローチするものである。鶏が先か卵が先かというジレンマもあるが,一応,交通整理をするとそうなると考えられる。