コミュニティ心理学の価値観

■ 課題文献(コミュニティ心理学の教科書,ダルトン他,2007)

「第1章のつづき「コミュニティ心理学とは(pp. 17-31)」

 


■ ディスカッション課題

  1. コミュニティ心理学は「価値観から独立した科学(value-free science)ではない」とあるが,価値観から独立した科学とはどのようなものか。【p. 17】
  2. 価値観から独立した科学ではないとは即ち「価値観に依存した科学」であるが,ここで言う価値観とは何である(べき)と考えるか。課題文献を読み進める前に,自身が考えるものを理由とともに挙げる。【p. 17】
  3. 「個人のウェルネス(ウェルビーイング)」を推進するために,①不適応高行動の予防,②適応のためのコンピテンス・スキルの開発,③サポート,④介入プログラムが挙げられている。具体的にどのような事例が考えられるか。【p.18-19】
  4. コミュニティ感覚とは,個人をある集合体に結びつける帰属意識と相互作用であるとされる。より正確には「他者との相互依存,自分が他者に期待するものを相手に与えることによってこの相互依存を進んで指示(※維持)しようとする気持ち,また自分はある大きな依存可能な,そして安定した構造の一部分であるという感覚」がコミュニティ感覚の定義である。大学生を含む生活者全般がこのコミュニティ感覚を得られるのはどのような場面であるか。逆に,コミュニティ感覚が得られないのはどのような場面か。上記の定義に沿って考える。【p.19-20】
  5. コミュニティ心理学は社会正義を「資源,機会,義務,そして社会全体の権力を公平,平等に分配することである」と定義している。大学生(個人)のウェルビーイングに良い(悪い)影響を及ぼすと考えられる社会正義(またはその欠如)とは何か。それらの原因は何か。悪い影響を及ぼす場合,どのように改善されるべきか。【p.20-21】
  6. 市民参加(citizen participation)における「意義ある参加」とは何を指しているか。また市民参加のモデルは「専門家に任せるのではなく自らが参加する」ことを基盤としているが,どのような具体例・事例があるか(考えられるか)。【p.21-22】
  7. なぜ共同参画(コラボレーション)とコミュニティの持つ強さ(Community strengths)を重視する必要があるのか。逆に,両者が重視されないとすると,どのようなことが起こるのか。自身が考えるコミュニティを1つ具体例として挙げ,それに沿って考えてみる。【p.22-23】
  8. 一般に,多様性の尊重には反対意見や異なる価値観も受け入れることの重要性が含まれているが,それらは効率性と相反することもある。両者にどのような折り合いがつけられるべきか。具体例で考える。【p.23】
  9. 実証的基盤における「実証」とは何を指しているか確認する。【p.23-24】(※補足文献:「科学的とはどういう意味か」(森博嗣,幻冬舎新書,2011)