ウェルビーイング③

■ 課題文献(大石,2009,p.47-59;p.79-88)

「第5章・第6章:幸せの測定・経済と幸福感」


■ ディスカッション課題

  1. ディーナー(E. Diener)らの人生満足度尺度(SWLS:Satisfaction with Life Scale)の5項目を吟味し,これらの項目の合計点で幸福感を測定することについて考える。例えば,第4回・第5回を通して自分なりに定義した幸福感を測定する際に,これらの項目は必要十分か,利便性はどうか。何か付け加える(べき)項目を思いつくか。【p. 48】
  2. 表1に示された人生の満足度について考察する。予想どおり(予想に反する)結果であったか。下記の基準を参考にしてみるとより具体的に考察できる。もし関心があれば自分自身の得点を算出してみる。【p.49】:
    ■30点以上:すべての面で人生がうまくいっている(と感じている)人
    ■25-29点:だいたいにおいて人生が順調な人
    ■20-24点:平均的な人生の満足度
    ■15-19点:人生の満足度はやや低め・人生のある側面で不満がある人
    ■10-14点:さまざまな面で不満のある人
    ■5-9点:自分の人生に対して不満が非常に強い人
  3. 相関係数(r: correlation)の解釈の仕方について復習する(※量的調査の書籍などで)。その際,方向性(「+」「-」)と大きさ(-1.0から1.0および「0」の意味)に留意する。【各自で調べる】LINK(※参考までに)
  4. 上記3の内容を確認したうえで,人生満足度尺度の信頼性について考える。高いのか低いのか,を皮切りに,自分だったらどのように人生満足度の信頼性を確かめるか。【p.50-53】
  5. 次に,人生満足度尺度の妥当性について確認する。信頼性と妥当性の違いも併せて確認する。【p.53-55】
  6. 人生満足度(尺度)に関する自己報告の問題点について,何が問題で,その問題はどのようにクリアされる(できる)のか。”主観的”幸福感(”subjective” well-being)の観点から考えてみる。【p.54-55】
  7. 人生満足度の測定と文化差について,先の人生満足度尺度(SWLS)のうち合計2項目に文化差が認められたという。なぜそのような東西の文化差が存在したと思うか。予想してみる。【p.56-57】
  8. 第7章(「経済と幸福感」)について,スケジュールの関係でディスカッション課題としてはカバーできないが,自分なりの気づきなどを下記の9でコメントする。【※要加筆修正】