実験デザイン(心理学)とプログラム評価

プログラム評価になぜ心理学で用いられてきた実験デザインが活用され始めたのかについて,その歴史的経緯を調べている。評価研究の古典であるSuchman(1967)のなかで,Campbell & Stanley(1963)の実験・準実験デザインがプログラム評価を行うのに最も適した方法論であると指摘(紹介)されたからというのがその理由のひとつらしい。その意味で,D. T. Campbellが評価研究者として知られるようになったのは“偶然”とのことである。

参考
Shadish, W. R., Cook, T. D., & Leviton, L. C. (1991, p. 123). Foundations of Program Evaluation: Theories of Practice. Sage.