質的評価:定義メモ

質的評価は、質的研究法に基づく評価である。評価の対象は、主に、実践・介入活動など何らかの目標を持って実施されるプログラム(事業)であり、その価値(value)や意義(significance)が、インタビュー、フォーカスグループ、観察、事例研究などの方法で評価される。( 中 略 )なかでも、参加者の経験への理解に焦点が当てられ、本来の活動目的や意図に沿った経験がなされていたか、あるいは、予期・意図しない経験はあったか、もしあれば、その内容はどのように理解・解釈できるかが評価される。

出典:安田節之・小泉拓也(2018)『質的評価』質的心理学辞典(新曜社)