フォーカスグループの効用

コミュニティ心理学会第20回記念大会(於:上智大)のなかで,生き心地の良い町の著者の岡壇先生のトークが聞けたが,特に方法論的な観点から印象的だったものを一つ挙げるとすると,質的データ収集としてのフォーカスグループにおいてREALな話が出る瞬間は,聞き手であるインタビュアーを”置き去りにして”勝手に話が進んでしまうとき,ということである。生き心地の良い町は基礎ゼミおよびゼミリーディングでの課題図書であり,今後もそうあり続けるであろう(LINK1, LINK2)。